CNGを利用する天然ガス自動車の解説




天然ガス自動車とは、天然ガスを燃料に使用した自動車です。主に天然ガス資源が豊富な国で利用されます。
天然ガスには圧縮された気体の状態のCNGと液体状態のLNGがあり、天然ガスを動力源とする自動車には主に前者が使用されています。
普及台数は全世界で2230万台であり、天然ガス資源が豊富な国では数千ものステーションがあります。
天然ガスを利用する自動車であることで二酸化炭素などの排出量がディーゼル比で20から30パーセント低く、環境対策としても有効な乗り物となっています。

自動車に使用される天然ガスを使用するエンジンには、ディーゼルエンジンをベースとしたものとガソリンエンジンをベースとしたものがあります。
トラックなどの大型車にはディーゼルエンジンベースのものが使用され、バンなどにはガソリンエンジンが使用されます。天然ガスは燃焼カロリーの調整のために炭酸ガスを混ぜる場合があり、ステーションで混合して販売しています。

環境面では有効性のある自動車ですが、燃費的にはディーゼルの倍以上となっています。また、自動車自体の価格もベース車両の1.5倍から2倍であり、普及の足かせとなっている状態です。
将来的には非在来型天然ガス資源であるシェールガスの普及の影響によって、天然ガスを使用した自動車の利用が伸びるという予測もあります。

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